高知その3
さてさて。晩飯を喰わんとあきません。
「歩いていこう・・・」
いきものがかりを歌いながら、高知駅前のホテルから北東に歩き出しました。
なじみだった寿司屋が目当てです。
懐かしい通勤路を通り、途中、初詣にも行ったことのある清川神社で桜を眺めました。
西向きで逆光。
3年半住んだ賃貸マンションを眺めている間に、住宅街にある寿司屋「おじま」に到着。
http://www.ekiten.jp/shop_2835529/
高知駅前に「寿し芳」の名前で長く店を出していたのですが、入居していたビルの改装とかで追い出され、大将の自宅に手を入れて数年前に再スタート。
もうかりまっか? ぼちぼちでんな〜 らしいですわ。
1946年(昭和21年)12月21日。昭和南海地震が起きたその日。大きな被害を出した須崎市で生まれたという大将の小島さん。
元は高知商業剣道部。当時、野球部だけクローズアップされていたことがコンプレックスになり、なんやしらんけど大阪で寿司の修業を始めたそうですわ。
昔はパンチパーマでこわそうなおっさんでしたが、髪の後退とともに、温和なじいさんになってきました。
かつて民家で起きた殺人事件の現場をたまたま通り、家の中をのぞいていたら警察に周囲をロープ張られて出られんようになったとか、いろんな逸話があります。なんべんも聞いた話が多いけど。
一時は体調を崩し、生死の境をさまよったそうですが、元気元気。テカテカやし。土佐人には珍しく巨人ファンやし。長生きしそうや。
料理の品評は、なし。ちなみに3番目の写真は地元で「やけど」と呼ばれる小魚です。本名は「ハダカイワシ」という深海魚。主に干物で出されるようだ。
ここでは寿司は食いませんねん。
寿司よりね、ここは焼きめしが旨いんです。いわゆる大将のまかない飯。この日は食べませんでしたけどね。あとカツ丼も旨い。
これらを喰っていて、ほかの客来たら「隠せ〜」って言われる。
なんちゅう寿司屋やねん。
ひとしきりしゃべった後、高知市追手筋(中心街)に向かい、昔ながらのスナック「フリーダムいとう」へ。この日は大ベテランママさん一人で営業。「いや〜!○○さんやいか。。。来てくれてうれしい、まっこと」。かなりたいそうに喜んでもらいました。
ハイボール2杯呑んだけど、「金は要らん。また高知に来てくれたらそれでええがやき」。
土佐のはちきん、ここにありや。けど、そんなわけにいかんので、1000円だけ無理やり置いていった。
http://www.its-mo.com/c/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%A0%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86/DIDX_DKE,5169070/
仕上げは「はりまや橋から最も近いスナック」(マスター)が売りの「もるがん」へ。
ゴルフ大好きマスターの久保田さん。この人も高知商業OB。髪の毛つんつんさせて、いつまでも若い。実年齢がばれんよーにピンぼけにしときますわ。
ちなみに、阪神・藤川球児のお父さんと大の仲良し。店には来ないそうやけど。http://www.mapion.co.jp/phonebook/M01014/39201/0888829296-001/
各方面から「高知にきとったが。なんで連絡せんねん」と怒られましたが、計画性のない思いつきのトリップでしたから。。。申し訳なし。
次回はいよいよ。。。海へ。。。続く。