高知その5止
浜から海と反対側を眺めると、きちんと整備された駐車場と、その奥に松林が広がっています。
周囲はラッキョウ畑で、秋になると、ラッキョウたちは薄紫の花をつけ、酸っぱいような香りが一面にただよいます。これも昔ながらの風物詩。
さらに奥へ進むと、道は木々に囲まれた癒やしの空間。フィトンチッドを思い切り吸い込もうとすると、この時期、気をつけてください。大量の花粉を吸引して、むせてしまうので。
しばらくすると、土佐くろしお鉄道の踏切が現れます。
この光景もノスタルジーを感じます。田舎の原風景。
踏切を渡って右折すると、ユニークな駅舎がお出迎え。
サーファーたちの空腹を満たすお店も営業してました。
さて、旅はこれで終わりです。
旧中村市の四万十川河川敷に住む元同僚の顔を見に行こうか、とも思いましたが、タイムアウト。
帰路。明石海峡大橋までは順調でしたが、阪神高速神戸線のいつもの休日渋滞に遭遇。海老江ランプで下り、裏道を通って帰宅すると、どっと疲れが出てきました。途中、休憩しながらでしたが、7時間半ほどかかりました。
何を求めて幡多地方(下の地図参照)まで走ったのか。
小一時間、海につかるためだけ?
よくわかりません。
ただ、それが必要だったということ。
手みやげは一切なし。青空を脳裏に焼き付け、また、大阪のど真ん中で、人々とかかわりながら生活していこうと思います。
これが自由というものかしら
自由になると寂しいのかい
やっと独りになれたからって
涙が出たんじゃ困るのさ
やっぱり僕は人に揉まれて
みんなの中で生きるのさ(吉田拓郎)
(高知編おわり)